【高雄】フォトジェニックでアートな駁二芸術特区におでかけ

駁二藝術特区 高雄
駁二藝術特区
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すぬさん
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大家好!SUNU TRAVELです

高雄の観光スポットには、龍虎の塔がある蓮池潭や六合夜市などいろいろありますが、中でも最近人気なのが駁二芸術特区(ばくにげいじゅつとっく)です。

駁二芸術特区は、利用していなかった旧倉庫街をリノベーションしたアートスペースです。東側から大義街の「大義倉庫エリア」、大勇路の「大勇倉庫エリア」、蓬莱路の「蓬莱倉庫エリア」の三つのエリアに分かれています。

新進気鋭のアーティスト達の個性豊かなオブジェやウォールペイントなどが至る所にあり、雑貨店やカフェもあるので、それを見ながら散策するだけでも楽しい観光スポットです。そんな駁二芸術特区の見所を紹介したいと思います。


駁二芸術特区公式サイト

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アクセス

駁二芸術特区は西側は地下鉄(MRT)西子灣駅から東側の高雄港の端まで、大変広いエリアとなっていて、存分にアートを楽しむことができます。
アクセスの方法は色々ありますが、左営駅や高雄駅、美麗島駅などからはMRT高雄ライトレール、他にもバスでもアクセスが可能です。

地下鉄(MRT)

MRTでのアクセスが一般的だと思います。
高雄のMRTレッドライン、オレンジラインの2路線となっています。駁二芸術特区の最寄り駅はオレンジラインの終点MRT西子湾駅となります。
レッドラインの駅(左営駅や高雄駅など)からMRTに乗った場合は美麗島駅でオレンジラインに乗り換えましょう。西子湾駅に到着したら2番出口から東方向へ向かうと駁二芸術特区の倉庫街となります。

高雄ライトレール(高雄LRT)

駁二芸術特区内を東西に高雄LRTが運行しているので、LRTを利用してのアクセスも可能です。
高雄LRTはMRTと2箇所で連絡しています。連絡しているのは、レッドラインの凱旋駅とLRT前鎮之星駅、それとオレンジライン終点のMRT西子灣とLRT哈瑪星駅です。

LRT前鎮之星駅を利用した場合は、LRT駁二大義駅で下車すれば駁二芸術特区を東側の大義倉庫エリアから見学できます。また、MRT西子湾駅からLRT哈瑪星駅に向かいLRTに乗りLRT駁二大義駅に向かうこともできます。

バス

高雄駅や美麗島駅のある中山一路口などにいる場合は、バスでのアクセスも便利です。「覺民幹線」60番のバスに乗ると終点が駁二芸術特区駅となります。ちょうど、駁二芸術特区の東側に到着し、大義倉庫エリアまで徒歩5分ほどの場所に停留所があります。
終点なので、掲示板を見ていればわかると思いますが、不安があれば運転手さんに伝えておけば、声をかけてくれます。

大義倉庫エリア

古いレンガや鉄骨がむき出した倉庫を当時のまま雑貨店やカフェなどに改装したレトロ感あふれるエリア
駁二芸術特区内でも最も落ち着いていて、一番のフォトジェニックなスポットだと思います。一番東側には公園があります。

駁二舊事倉庫

入って左側がおみやげ屋さんになっています。右側壁面には駁二芸術特区全体の地図が描かれていました。
ここでは駁二芸術特区の歴史を写真や映像で見ることができるとのことですが、それには全然気づかず、ただの雑貨屋と思っていました。
雑貨手前にある十二支のオブジェが非常に印象的です。

無關實驗書店

実験書店という店名の通り凄い実験をしている書店です。
カーテンをくぐると店内は真っ暗です。
暗闇の中を歩きながら、小さい明りの元に商品があるので、顔を近づけ、神経を集中させて見ることになるので、意外と疲れました。
本以外にも、雑貨も取り扱っています。
非日常感が半端ないですが、果たして本は売れているのでしょうか。

様々なオブジェ

倉庫街には雑貨屋やカフェだけでなく、通路や壁に様々なオブジェやアートペイントなどが点在しています。

・台湾を代表するアーティスト呉旭曜氏(ペンネーム KCN氏)のイラスト
「Formosa Taiwan」のFormosaとは台湾の別称らしいです。

・針金で作成した慈悲あふれる大日如来像

・壁面に書かれたしょんべん小僧
一定時間おきにお水がでてきます。

ウェディングフォトを撮るのにもよい環境ですね。
たまたま撮影中のカップルがいたのですが、雰囲気のよい写真がたくさん撮れそうです。

大義公園

倉庫街を通って行くと一番東の端に公園があります。見晴らしの良い公園で、海風も気持ちよく、休憩するのにぴったりです。

椅子楽譜
公園にはたくさんの椅子をドーム状に積み上げた一風変わったオブジェがあります。
小中学校で不要となった1,137脚の椅子を再利用しているようです。
実際に目の前で見ると迫力があります。ぜひ見てみてください。

・鉄屑のオブジェ

・SunnyHills
台北で人気のパイナップルケーキのお店があります。
高雄で購入できるのはここだけです。
お茶とパイナップルケーキの試食ができるので、疲れたらこちらでゆっくり休むのもいいですね。

微熱山丘SunnyHills駁二特区
営業時間:11:00~19:00
定休日:なし

大勇倉庫エリア

大義倉庫エリアを西側へ歩いていくと大勇倉庫エリアに入っていきます。このエリアには至る所にオブジェやウォールアートなどがあり、駁二芸術特区のアートの中心地と言える楽しい空間です。
また、駁二芸術特区のインフォメーションの他、「誠品書店」や映画館「in89」など、ショップ等もこのエリアにあります。

ウォールアート

・アパートの壁面に書かれた巨人
巨人の頭からは枝が伸び、土星を掴んでいます。ひときわ目を引くウォールアートです。

・その他

オブジェ

・作品名「大紅人的雜務」
荒れ狂い牙をむき出しにする赤犬と対峙する三国志の英雄、関羽雲長。
写真の関羽の青龍偃月刀の柄には本当はモップが付いているようです。
犬の口の中に頭を入れて撮影している人が多かったです。

・3兄弟の変圧器
高雄LTRの線路沿いにあった変圧器。アメリカの現代アートっぽく、顔が書かれていてカワイイですね。

物に顔を描くだけで、愛嬌がでますね。

・作品名「車站 / 3D Train Station」
電車と駅を一点透視図法を用いて描いたアート
この3Dに描かれた電車に乗ろうとしている写真を撮影したいのか、大勢の方がここで自撮り撮影していました。SNS映えしますね。

こんな風に足を上げて、階段を上ろうとしているポーズで写真を撮るのがおすすめです。

・作品名 Sit here, do nothing「ここに座って、何もしない」
Chi-Ying Leeさんの作品。
このエリアで一番気に入ったのは、この作品です。
赤い大きな帽子をかぶった人が「Juan Juan Bao」さん、青いシャツを着た方が「Tai Kong Bao」さん。
二人はこのレンガ造りの建物「月光劇場」の屋上に座って何もしないで寛いでおり、ほっこりする作品です。

駁二芸術特区には同じ男女のオブジェがいくつも存在しています。少しずつデザインが違うので、写真をコレクションしてみるのも楽しいですね。
このオブジェがいったいどんな「顔」をしているのか興味ありませんか?

蓬莱倉庫エリアと哈瑪星鐵道文化園区

大勇倉庫エリアを更に西側へ歩いて行くと蓬莱倉庫エリアに入ります。
このエリアには線路が敷かれていて、ミニライトレールに乗車することができます。ミニライトレールは家族連れに人気があり、多くの人が乗って楽しんでいました。

哈瑪星鐵道文化園区」はかつて高雄で最初の鉄道駅だった場所です。現在は「打狗鉄道故事館」として鉄道の歴史を紹介しています。
このエリアに隣接する操車場跡地は広場になっていて、蒸気機関車など過去利用されていた車両が展示されていたり、巨大なラッパやスーツケースのオブジェも展示されています。

 ・蒸気機関車

・ラッパのオブジェ
作品名「Look! It's the Sound of Iron」アーティストHung-Nan Cheng氏

・スーツケースのオブジェ
作品名「Suitcase」アーティスト Yu-Sheng Chen氏

・球のオブジェ
作品名「Ball」アーティスト Jen-Hung Liang氏

西子湾エリア

蓬莱倉庫エリアを抜け、哈瑪星鐵道文化園区を抜けると、そこはMRT西子湾駅です。西子湾は旗津へ向かうフェリー乗り場があり、旗津へ海鮮料理を食べに行ったり、砲台観光に行ったりする多くの観光客が利用します。西子湾駅からフェリー乗り場までは徒歩5分~10分ほどです。

このフェリー乗り場の近くには、多くのかき氷屋さんがあります。駁二芸術特区を散策した後、時間があれば、ぜひかき氷も食べに行ってみてください。

・高雄大碗公氷品

西子湾にある「高雄大碗公」に立ち寄りました。このお店はチェーン店なのですが、その売りは種類の多さと安さに加えて、フルーツ盛り沢山のビッグサイズの大盛りかき氷があることです。

レジカウンターで写真付きのメニューを見て注文しました。マンゴーの綿綿冰のアイスクリームはなしでというわがままなオーダーにも対応してくれました。
たくさん歩いたので、あっという間に完食。

大碗公冰品 創始店
営業時間:10:00~24:00
定休日:なし

まとめ

駁二芸術特区は、ここで紹介した以外にも個性豊かなアート作品が数多く展示され、高雄の現代アートに触れることができます。
それ以外にも雑貨店やカフェなどもあり、一日楽しめる観光スポットです。

カップルでも家族でも楽しめる観光スポットなので、なるべく時間を多めに取って行くことをおすすめします。けっこう広いエリアですので、ざっと見るだけでも3~4時間はかかると思います。

船やライトレール、蒸気機関車が間近で見れ、ミニライトレールにも乗れるので、乗り物好きの方や子供も楽しめます。

注意点としては、3つの倉庫エリアをまわるとかなり歩くことになり、日を遮るものが少ないので、高雄の強い日差しを受けます。
日焼けと熱中症に注意して、十分に水分をとりながら見学してくださいね。

駁二芸術特区
営業時間:月~木10:00~18:00 金土日10:00~21:00
定休日:なし

すぬさん
すぬさん

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お読みいただきありがとうございました。

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