オラ!SUNU TRAVELです。
海外旅行に行く時、どのくらいのお金が必要になるか気になりますね。
足りないのも困るし、余り過ぎても困りますし、現金でいくら持っていくのか、現地ATMなどで調達できるのか、クレジットカードだけで事足りるのかなど、いろいろと考えることはありますね。
どれだけのお金を持っていくか、はっきり言ってしまうと「これだ!」という正解はありませんが、だいたいの目安とどういう手段でお金を持っていくかについて書いていこうと思います。
現地で必要な予算
何人で、どの国にどれくらい行くのか、どんな観光をするのかで大きく違ってきますが、ここでは私達のケースで考えたいと思います。
- 中年夫婦2人
- スペイン(周遊)15日間(マドリード、グラナダ、バルセロナ)
- 世界遺産、美術館などを中心に観光
- アパートメントホテルに宿泊(食事なし)
- 朝食は自炊、ランチや夕食はバルを中心に地元の料理とお酒も飲む
- 日本とスペインの往復飛行機代とホテル代は含まず
実際に観光費、食費、交通費などで23万円(2名分)かかりました。
内訳は、ざっくり以下の通りです。(為替レートは1ユーロ=130円で計算)
- 食費(3食)+雑費:12万円(8,000円/日)
- 観光:4万円(事前予約含む、サッカー観戦除く)
- 交通費:7万円(スペイン新幹線や飛行機で国内移動したため)
食費は何を食べるか、お酒を飲むのかで大きく変わりますね。私たちは結構飲みますのでエンゲル係数高めです。朝食はスーパーでパンや卵、ハム、チーズ、サラダを購入し自炊していました。
観光はなるべくネットで事前予約して費用を抑えています。
それでも、主要な世界遺産や美術館など(マドリード王宮、ソフィア美術館、プラド美術館、ピカソ美術館、グエル公園、サグラダファミリア、カサミラ、カサバトリョ、メスキータ、アルハンブラ宮殿などなど)を全て訪問すると4万円程度はかかります。
交通費はバスを利用すれば、時間はかかりますが、費用はもっと抑えられます。しかし、アラフィフには長時間移動はキツイのでお金はかかりますが、早く移動できる飛行機や新幹線を利用しました。
単純計算で、アラフィフ夫婦2人でヨーロッパなら1.5万円/1日が目安でしょうか
現金の準備
外貨を入手する方法はいろいろありますが主に次の3つを利用する方が多いと思います。
- 日本の銀行や空港で両替する
- 現地の銀行や空港、ホテルで両替する
- クレジットカードを利用して現地のATMで外貨をひきだす
外貨を両替する際には必ず手数料がかかりますが、比較的手数料が安いのは現地のATMで外貨を引き出すことです 。
しかし、空港についた直後に現金が必要になる場合があったり、ATMを探す手間、慣れない外国語、万一トラブルがあった場合のリスク等々を考えると、多少手数料はかかりますが、事前に2~5万円程度は日本で外貨を準備しておく方がよいと思います。
私達は外貨を4万円分持っていき、あとはクレジットカードで支払いました。スペインをはじめ、ヨーロッパではほぼ全てのお店でクレジットカードが利用できます。
日本では支払額が少ないとクレジットカード利用ができない場合もありますが、1ユーロからでもクレジットカードで支払うことができました。
盗難などの被害にあった場合でも、クレジットカードならカードを止めれば、被害を食い止められます。現金を多く持つよりはクレジットカードを利用する方が良いと思います。
ですので、現地では主にクレジットカードを利用し、カードの利用できないところでは現金で支払うようにするのがよいですね。
最終的に現金が余ったら、空港などでお土産を買うのに使ったり、小銭は募金もできますので、 現金とクレジットカードを上手く併用しましょう。
使えるクレジットカードは?
ヨーロッパ旅行ならVISAあるいはマスターをメインに、追加でAMEXの3ブランドのクレジットカードを利用するのが良いでしょう。
稀にAMEXやJCBで支払うと割引になるような場合があったりしますので、海外旅行にはVISA、マスター、AMEX、JCBの数種類のクレジットカードがあると安心ですね。
これらのブランドのカードの中には航空会社が発行しているマイレージの溜まるカードがあります。
その中でもスペイン旅行時に持っていてよかったAMEXカードについて紹介します。
デルタ アメックス ゴールドカードをおすすめする理由
スペインに日本からアクセスする場合、直行便はイベリア航空(JAL共同)のみとなります。
便利な直行便は航空券が高いことも多く、航空券を少しでも安くするには経由便となり、直行便よりも時間がかかります。直ぐの乗り継ぎができればよいのですが、場合によっては長時間空港で待つこともあります。空港で待ち時間が長いのは結構ツライですよね。
その負担を少し軽くしてくれるクレジットカードがデルタ アメックス ゴールドカードになります。このカードを持っているとエコノミークラスの利用でもスカイチームのビジネスラウンジを利用することができます。
- 初年度は無条件でデルタ航空の上級会員であるゴールドメダリオン会員(1年間)になれ、様々な特典を受けることができる。
- また、ゴールドメダリオン会員は、スカイチームの上級会員であるエリートプラス会員となれるため、他のスカイチームのキャリアでも優先搭乗など様々な特典を受けることができる。
- エコノミークラスでもデルタ航空のラウンジだけでなく、他のスカイチームのラウンジも利用できる。(スカイチーム利用時のみ)
- 当然マイルもたまります。
メリット
※スカイチーム(航空アライアンス)の代表的なキャリア
デルタ航空(アメリカ・ハワイなど)、エールフランス(フランス)、KLM航空(オランダ)、アリタリア航空(イタリア)、チャイナエアライン(台湾)、大韓航空(韓国),ベトナム航空(ベトナム)他など
上記の航空会社を利用する場合は、このクレジットカードを保有しているだけで、エコノミークラスの利用でもさまざまな特典を受けることができます。
- チェックインカウンターでチェックインやスーツケースを預ける時に長蛇の列に並ばずビジネスクラスのカウンターで手続きできる。
- スカイチーム専用の保安レーン(ある場合)などを利用し、スムーズに入出国できることがある。
- 優先搭乗できる。
- スーツケースに「SkyPriority」というタグをつけてくれて、スーツケースなどの預け荷物をビジネスクラスのお客さんと同じタイミングで早めに受け取れる。
- 航空会社のラウンジが利用できる。シャワーなども利用できるので、トランジット時間が長い時には便利です。
などなど他にもありますが、一度もデルタ航空の飛行機に乗らなくても上級会員になれる凄いクレジットカードで、旅行の際にはかなり役立ちます。
デメリット
良い事ばかり書きましたが、デメリットのうち大きなものは次の2点。
- 年会費が28,600円(税込)と高額。
- ゴールドメダリオン会員を2年目以降も維持するには、年間150万円以上のカード利用が必要。
年会費ははっきり言ってちょっとお高いです。
スカイチームの飛行機に乗らないならあまりメリットはありません。また、ゴールドメダリオン会員のステータス維持も年間150万円以上のカード利用が必要という点も少しハードルが高いですね。
しかし、これらのデメリットを考慮しても、旅行時には「良かった」と思えることのあるカードです。台湾や韓国、ベトナムなどアジアの国への旅行でも利用できますので、旅行によく行くならもっておいて良いカードでしょう。
まずは1年間使って、旅行での利便性を試してみましょう。
まとめ
ユーロ圏に海外旅行をする際には飛行機代やホテル代を抜いた滞在費用は、1万円~1.5万円程度( 大人2人1日当たり )。10日間の旅行なら10万~15万円程度で見積もっておくとよいかもしれません。予算を抑えたい場合は、交通機関の見直しや、観光施設を厳選したり、食事をカジュアルなものに変えたりするといいですね。
また現地で現金が必要な場合もあるので、2~5万円程度の現金を用意しておくとよいでしょう。
クレジットカードは盗難などのトラブルにあった場合も対処が可能ですし、 後日明細が確認でき るので、クレジットカードと現金を上手に併用しましょう。
そしてクレジットカードは複数ブランドを揃えておく方が安心です。また、スカイチームの飛行機に乗るならデルタ アメックス ゴールドカードを持っておくと様々な特典があり、快適な旅をサポートしてくれるかもしれません。
参考になるとうれしいです。
お読みいただきありがとうございました。