【世界遺産】1日観光できるセゴビア旧市街とローマ水道橋

セゴビアのローマ水道橋 スペイン
セゴビアのローマ水道橋
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セゴビアはマドリードから日帰り観光が可能なため大変人気の観光地です。
観光の見どころは、大きく3つあります。

  • 世界遺産に登録されている旧市街とローマ水道橋
  • 大聖堂の貴婦人と呼ばれているセゴビア大聖堂(カテドラル)
  • 「白雪姫」のお城のモデルとなったアルカサル

見学順路としては、
(1)ローマ水道橋→ セゴビア大聖堂→アルカサル
の順序で回るか、先にアルカサルまで行ってしまい
(2)アルカサル→セゴビア大聖堂→ローマ水道橋
の順でまわるとよいと思います。

ランチや休憩も含めたら観光時間は、最低でも4~5時間は欲しいところです。
都会と違い高い建物が少なく、とても空が広く感じられる素敵なところなのですが、逆に直射日光をがっしり浴びますので、観光の際は帽子やサングラス、クリームなど日焼け対策はしっかりしてくださいね!

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Parroquia de San Millan(サンミランカトリック教会)

セゴビアのバスターミナルを出て、少し歩くと歴史を感じる教会があります。
突然都会から中世にタイムスリップしたか、テーマパークに来たような気分になります。
雲一つない空をバックに時代を感じる小さな教会がまるで絵葉書のようでしょっぱなからテンションがあがります。

セゴビアは旧市街も世界遺産指定されているので、街自体に趣がありますね。

石を積み上げただけ? ローマ水道橋に感動!

バスターミナルをでて、両脇にカフェや専門店が並ぶ商店街を抜けると5分程度で水道橋に到着です。 人の大きさと比べて、橋のあまりの大きさに驚愕しました。

約2000年前に接着剤を使用せず、石だけを積み上げて造られた水道橋です。
当時のローマの建築技術の高さに驚かされます。
全長は728mでアーチの数は163、 高さは30メートルだそうです。こんな大きなものを作るのに一体どれだけの人手と年月がかかるのか考えると気が遠くなりますね。

階段を上ると、水道橋を挟んで右側と左側の素晴らしい景色を見ることができます。
遠くに見えるグアダラマ山脈からお水が流れてきていたのでしょうね。

展望台には上ったのですが、水道橋の反対側の方へ行かなかったことをすごく後悔しています。
お時間ある方は、反対側まで行ってみるとまた違った景色が見られるのではないかと思います。
陽が昇るにつれて気温も上昇してしまいますので、午前中に行くといいですね!

水道橋の左側にはバスやタクシーのターミナルがあります。

インフォメーションセンター

水道橋の横の観光案内所に入ると、セゴビアのジオラマがあります。
また、ここで日本語の観光案内冊子を貰うことができますので、カウンターの係員に気軽に声掛けしてみてくださいね。

インフォメーションセンターすぐ横に日本語の案内板があります。
アルカサルまではほぼ1本道ですし、人の流れも多く迷わないとは思いますが、なぜか日本語看板を見るとホッとしますね。

サマルティン教会

ローマ水道橋の観光案内所の脇からセルバンテス通りを上がっていくと、サンマルティン広場と教会が見えてきます。

スペイン王カルロス1世の絶対主義支配に対し、反旗を翻しコムネロスの乱を起こしたファン・ブラボの像。

まるで美術館のようなセゴビア大聖堂(カテドラル)

サンマルティン教会を抜けて、両脇のお店をウィンドウショッピングしながら進んでいくと、セゴビア大聖堂(カテドラル)が見えてきます。

マヨール広場のシンボルの「大聖堂の貴婦人」と呼ばれるこのカテドラルは、250年近い歳月をかけて建てられたスペインゴシック様式の大聖堂です。

広場のまわりには大聖堂が見渡せるカフェテラスが何軒かあるので、ここでランチやお茶をするのもいいですね。いつまでも眺めていたほど、美しく品のある大聖堂です。

大聖堂の内部は、天井が高く広々としていて、祭壇飾りやステンドグラスやマリア像、その他見ごたえのある装飾品も展示されており、まるで美術館のようです。
薄暗く、声も響いてしまうため、より神聖な気持ちで鑑賞できます。

「悲しみの聖母」 はいろいろな芸術家が作品にしていますが、セゴビア大聖堂には ファン・デ・フニによる「悲しみの聖母」 が展示されています。

料金は一人3ユーロです。塔とセットの場合は7ユーロです。
塔へはスペイン語のツアーでのみ上ることができます。
階段でしか上がれないので、体力に自信のある方は上ってセゴビアの美しい街並みを見渡すのもよいですね。

機会があればセゴビアに1泊して、夜にライトアップされた美しい大聖堂を見たいです。

入場時もらえるパンフレットは英語とスペイン語の記載で、日本語はありませんでした。

デザインが豊富なセゴビアのエスグラフィアド

アルカサル方面へ歩いていくと、壁に様々な幾何学模様が施された建物が目につきます。
これはエスグラフィアドと言われ、イスラム勢力に統治されていた時代に伝わった装飾壁の技術です。
セゴビアはこのエスグラフィアドの宝庫とも言われています。

エスグラフィアドは壁に2種類の漆喰を塗り重ね、炭で描いた線に沿って、上の漆喰を削り取り、模様を浮き上がらせて作ります。

以前テレビで見て、とても興味のあったエスグラフィアドを実際に間近で見ることができ、種類の多さに感動しました。いまだにたくさんのアーティストによって新しいエスグラファイドがデザインされていて、このような伝統的な技術が受け継がれて行くのは素敵ですね。

つい触りたくなる刺繍のようなエスグラフィアド。

アルカサルにもエスグラフィアドが施されています。
セゴビアのエスグラファイドはバルセロナのものとは違い、とても素朴で色使いもシンプルな印象でした。
セゴビアではぜひ、いろいろなエスグラファイドを探してみてくださいね。

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