アルカサルはセゴビア旧市街の西端に位置し、水道橋から20分、マヨール広場から10分ほどで到着します。多少アップダウンはありますが、お店や観光スポットも多く、それほど苦にならない距離です。
セゴビア城は白雪姫のお城のモデルということで有名で、トリップアドバイザーの世界の名城25選にも選ばれています。アルカサルとはスペイン語で城、砦を指します。
アルカサルの庭園
立派な門をくぐるとまずは広々とした庭園があり、庭園内にチケットを売り場があります。
高台にあるため、庭園からはセゴビアの街とのどかな田園風景が広がり、遠くまで見渡せます。これならどこから敵が攻めてきても大丈夫そうですね!
庭園の中央にスペイン独立戦争の英雄の記念碑があります。
庭園を左手に進むとチケット売り場があります。
金額のかかれた看板が目印です。
【基本情報】
開館時間:4月~10月 10:00~20:00 11月~3月 10:00~ 18:00
入場料:5.5€ (塔への入場は別途2.5€)
オーディオガイド(日本語あり):3€+デポジットが5€
※オーディオガイドを返却するとデポジットは返金されます。
日本語のパンフレットです。
オーディオガイドを借りると、ガイド番号に対応したマップがもらえますので、この順番で見学していきます。
経路案内のない施設だと、よく迷ってしまって、大事なところを見逃してしまったりするので、これなら間違えずに進めますね。
チケット売り場にはちょっとした展示物などもありますので、ここで涼んで、見学前にお手洗いも済ませておくといいですね。
見学には1時間から1時間半ほどかかりますので、水分補給も忘れないようにしましょう。
アルカサルの模型。
アルカサル外観
ここから見学開始です。オーディオガイドもここから始まるのですが、なかなか中に入ることができません。
庭園と城の解説はとても長いので、日陰で聞いた方がよいです。
青いとんがり帽子の屋根がかわいく、このへんが白雪姫のお城っぽいのでしょうか。
ちなみに白雪姫のお城というのはカリフォルニアとパリと香港のディズニーランドにあるそうです。日本のディズニーランドにあるのはシンデレラ城なので、ディズニー好き以外の方にはあまりなじみはないかもしれませんね。
この城もエスグラフィアドという左官壁になっています。
壁一面に施されているエスグラフィアドの美しさに見とれてしまいます。 ごてごてしていなくて素朴な感じが素敵ですよね。
こちらには深いお堀があり、その他の面は断崖絶壁になっているため、難攻不落の城と言われているそうです。
アルカサル内部
セゴビア城の内部は、オーディオガイドによると18区画に分けられています。(ファン2世の塔を加えると19区画)
順番に回っていくことで効率よく見学できます。所要時間は約1.5時間程度。
旧王宮の間
順路通りに進むと甲冑を来た騎士と馬が展示されています。鎧の装飾は細かく壮麗です。
玉座の間
エンリケ4世のステンドグラス。
ガレー船の間
大広間には1474年にマヨール広場で行われたイザベル1世(カスティーリャ女王)の戴冠式の様子を描いた壁画があります。
諸王の広間
上部に歴代の王の彫刻が飾られています。
礼拝堂
新約聖書の17場面が描かれた祭壇。
王のテラス
船船頭型をしたアルカサルの先端部分にある中庭のような場所にでます。
この井戸が水道橋の最終地点になっているそうです。
時間と体力に余裕があれば、下にくだって城の写真を撮るのがおすすめです。
幾何学模様の庭園。綺麗に剪定されています。
時計のテラス
資料室
カルロス3世の肖像画。