スペインの人は1日に5回食事をすると言われています。
出勤間に朝ごはんを食べて、11時ごろおやつタイム、14時から2時間かけてランチを食べる。
仕事が終わった18時頃にバルでタパスとお酒を楽しみ、夕食は21時頃に食べるそうです。
マドリードにはそんなちょい飲みに適したバルがたくさんあります。
現地の人に混じって、ワインやビールを飲みながら軽くつまんで、また次のバルへ。
そんな風に、バル巡りをスタートする最初のお店に選んだのが、Meson del Champiñon(メゾン デル シャンピニオン)です。
お店の場所・外観
お店はサン・ミゲル市場とマヨール広場の間のcuchilleros通りを下った先にあります。
周囲には他にも有名なバルがあり、連日大勢で賑わっています。
ガイドブックにも載っている有名店で、お店の入口にもカタカナで「マッシュルーム」の文字が。
扉上の看板もマッシュルームの形になっています。きのこ愛を感じます。
きのこ好きにはたまらないビジュアルです。よだれがでます。
よく見るとマッシュルームの文字がおかしいけれど、なんかかわいいです。
店内の様子
マッシュルームの鉄板焼き専門店ということで、中に入ると、焼く直前のきのこ達がぎっしりトレーに並べられて積み重ねられています。
店内はマッシュルームの焼けるいい香りが充満しています。
入口を入り、右側が厨房、厨房前と左壁沿いがカウンターになっている立ち飲みスタイルです。
店の奥と地下に座席があります。
扉にも厨房下の壁にもスペインタイルがはめられていて素敵ですね。
スペインタイルには、「クエルダセカタイル」と「マヨルカタイル」という」2つの代表的なタイルがあるそうです。「クエルダセカタイル」は表面がでこぼこしたアラベスク模様や幾何学模様などのデザインタイルです。
こちらのタイルは、筆でタイルに絵付けして、動植物や風景、日常生活を描いている「マヨルカタイル」ですね。
メニューについて
マッシュルーム横にあるのはパドロンという青唐辛子です。
パドロンをオリーブオイルで素揚げする「ピミエントス・パドロン」という定番タパスもあり、セットで頼む人が多いようです。
マッシュルームはジューシーで濃厚な味わいで、きのこのうまみたっぷりです。
少しだけ上にのっている生ハムの塩気でさらにうまみが増し、無限に食べれそうな気がします。
ビールはスペインの代表的ビール、マオウ(MAHOU)を飲んでみました。飲みやすいビールでゴクゴクいけます。
マオウはリーガ・エスパニョーラのオフィシャルビールで、レアルマドリードのオフィシャルスポンサーでもあります。
こういうシンプルな料理であればあるだけ、素材が良さがものを言いますよね。
「マッシュルーム食べてビール飲む」を永久反復していたいくらいでした。
家でも簡単に作れそうなので、きのこ好きとしては一度試してみたいと思います!
お会計はビール×2 (5.6€)、マッシュルーム1皿(6.2€)の合計11.8€でした。パンはサービス。
ビールとマッシュルーム最強!
お店は11時からやっているので、現地の人が来る18時前に行くのがおすすめです。
営業時間:11:00~26:00
注意事項
バル巡りで注意しなければいけないのが、スリです。
お酒を飲んで気が緩むと、 ついかばんを椅子にかけたり置いたりしてしまいがちですが、とにかくかばんは体から離さないようにした方がよいです。
たとえお店の中でも、食事中でも、ちょっと邪魔ですが、かばんはおなか側に置いておきましょう。本当に取られるのは一瞬ですので、気を付けてくださいね。
スマホやカメラもテーブルの上に置きっぱなしにしないようにしてください。
マヨール広場
お店はマヨール広場の近くにあるので、マヨール広場にも立ち寄ってみましょう。
マヨール広場は建物に囲まれた中庭のような場所です。囲んでいる建物の1階にはお土産物店やレストラン、バルなどがあり、観光客でにぎわっています。
回廊になっていて、ショップまわりは涼しいのですが、フェリペ3世はとても暑そうです。
カフェなどはテラス席にミストをだして観光客を呼び込んでいました。
フェリペ3世の騎馬像